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街の不動産屋のコラム ~空き家問題編③ 半澤秀人あいすむブログ2019年12月07日㈱あいすむの半澤です。今回は「空き家問題」を未然に防ぐ生前対策を
ご紹介します。
ご相談者のA様は末期ガンで余命宣告を受けていました。既にご両親も
他界し、家族は遠方に住む甥と実妹です。A様は自分の看護や亡き後の手
続きを妹に託したいと思っていました。そこで将来使う予定のないご自宅
を動けるうちに売却、現金化して医療費や葬儀費用を準備しかつ、相続が
発生した時の手続きも妹の負担にならないようにしたいと考えていました。
ご自宅の売却は、場合によっては時間がかかる事もあり、A様の想いに
沿えない可能性があります。そこで、弊社がA様のご自宅を買い取らせて
頂き、新たに賃貸という形でA様にお貸しする事にしました。そうすれば
ご自宅で最期まで生活したいというA様想いを叶えることができます。他
にも遺言による相続財産分与や亡くなった後の銀行口座凍結の対策(葬儀
信託)を行いました。
これらの対策は全て、A様が遠方にお住いのご家族のことを想い行動さ
れた結果です。「空き家問題」が社会問題化している昨今、「生前対策」
の重要性を改めて感じました。あいすむは不動産売却から相続までワンス
トップでご相談可能です。ご心配ごとなどございましたらご遠慮なくご
連絡ください。
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街の不動産屋のコラム ~空き家問題編② 半澤秀人あいすむブログ2019年12月07日株式会社あいすむの半澤です。前回に引き続き「空き家問題」について
お話していきます。
最近相談を受けた事例をご紹介します。五十代A様ご夫婦は長年ご両親
と同居されていたご実家を、お父様のご逝去をきっかけに転居する事に決
められました。古く広いご実家から、残されたお母様と共に三人暖かくコ
ンパクトな新居への転居でした。ところがご実家はそのままで貸すことも
売却する事もなく数年間放置してしまいました。
その結果、建物の傷みがひどく、貸すために多額の改修費が必要となり
売却するには本来の価値を大きく下回る事となってしまいました。原因は
A様がご実家という事で、思い出がたくさんあり、貸す・売る活動がすぐ
に出来なかった事でした。A様は「もっと早く行動すれば良かった」と後
悔しきりでした。
この事例から学ぶべきことは「不動産」が「負動産」になる前に、「貸
す」「売る」などのアクションを早めに起こすことが大切だと云うことです。
まずは信頼できる不動産の専門家に相談して適切なアドバイスを得てください。
思い出も大切ですが、早め早めの対処があなたの大切な不動産を守ります。
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街の不動産屋のコラム ~空き家問題編① 半澤秀人あいすむブログ2019年12月07日株式会社あいすむは会津地域の不動産売買・賃
貸・建築・リフォームを中心に活動する相続に強い不動産会社です。今の
不動産に関する諸問題について情報発信していきます。
「空き家をどう処分していいかわからない」「実家が将来空き家になっ
たらどうしよう」といった相談が多く寄せられています。「空き家問題」
は今や大きな社会問題であると改めて認識させられます。これから本格的
な人口減少に伴い、空き家が増加することは避けられないでしょう。
平成二十七年に「空き家対策法」が施行されました。これにより、空き
家を放置すると所有者責任が問われる可能性が出てきました。万が一特定
空き家に認定されると、固定資産税の優遇措置がなくなり税額も約六倍に
なってしまいます。また建物からの落下物で歩行者にケガを負わせたり、
害虫や犯罪の温床になるなど周囲に迷惑がおよぶ懸念があります。放置し
て劣化が進めば「売る」「貸す」といった対応もできなくなる可能性があ
ります。実家を相続した後、いざ処分しようと思ってもできない事態は避
けるべきです。
ではどう対処すべきか次編で述べたいと思います。